最近、ピークハントすることで山登りの醍醐味を失っているのではないかって思っている

久々に、ここで書くけど、最近、尾根歩きを再開してちょっと思っていることがある。去年、奥多摩でメジャーな山に登った時
人が結構いて、雲取山に行った時なんか朝6時に奥多摩駅でバスに乗ったのにバスが3台出るは、行き帰りで50人くらいには
楽勝ですれ違うはで、言葉にできなかったけど自分の中で違和感があって、自分の求めているような山歩きとは違うって思ってた。
元々、静かなコースを歩きたいって思っているのでたくさんの人に会うだけでも違っているんだけど、最近、思っていることを
少しづつ整理して自分がやりたい山登りってこんな感じなんだなってまとまってきたので書き出してみる。


① 静かなコースを歩きたい。
  静かに自然に向き合いたいので、人にあまり会いたくない。人のいないコースは、木にあたる風のさわさわとした音とか
  自然にゆったり向き合える。できれば一回の山登りで2、3人以下くらいの人にしか会わないコースがちょうどいい。
②1回の登山で2〜3時間くらいのコースがいい。
  ウォーキングを兼ねているので、2万歩くらいのコースがいい。2万歩だと時間的には2〜3時間ってところ。このくらい
  の時間だと半日山に登って、半日は違うことに時間を使える。ジョギングよりは時間を要するが山登りをエクササイズって
  考えると、丸一日山登りに費やさないくらいが理想。程よく登って、程よく降りるには1000メートル以上の山だと難しい。
  1000メートル以下の山がいい。
③ 標高の低いコースでいったん上ると高低差があまりない尾根沿いをゆっくり歩くようなコースを選びたい。
  高い山に登ると、登る時間と、下る時間に相当時間を費やしてしまう。登って下りる時間はあまり多くない方が良い。
  特に下りが長く感じる。1000メートル以上の山に登ると、下りは2時間くらい同じような風景のところをひたすら下るか、
  トレッキングポールとかを使って急斜面を下る必要がある。標高の低いコースでいったん上ると高低差があまりない尾根沿い
  をゆっくり歩くようなコースを選びたい。    
④ 午前中あまり早くない時間に出て2時ごろ下山したい。
  あまり早朝に出ると負担も大きいので、できれば10時半ごろ山に入って、2時くらいには家に帰りたい。
  天候的にもこの時間は晴れていれば気持ちのいい時間帯なのでその時間だけ山にいたい。
⑤ できるだけバスには乗りたくない。
  人気コースほどバスは混む。なかでも奥多摩駅のバスはかなり混むので、できれば駅から近い場所がいい。
  でも、すいてるバスならいい。
⑥ 自分のペースで歩きたいので一人で山に登りたい。
  基本は単独行。人と行くと絶対自分のペースでは歩けなくなるし、自然に向き合うのが目的なので山で人間関係などに気を
  遣うのはミニマムにしたいというのが根底にある。
⑦ 重い荷物は持ちたくない。
  エクササイズみたいな山登りなので、泊りとかは想定していない。荷物はレインウエア(低山の時は傘)、これからの季節
  虫よけスプレーは必須、地図はiPhoneに取り込んでGPSで位置を確認する。(これだと200gくらい?)あとはタオルくら
  いしか持たない。荷物は極力軽装にしたい。トレッキングポールも2本持っているけど、できれば使うような急な下りのない
  コースがいい。できるだけ登山靴は履かない。できれば水も持ちたくない。
⑧ 手軽であってもゴルフ場や再処理工場などの人工の建造物はできるだけ目にしたくない。
  これは意外と難しい。町が近いとゴルフ場が隣接しているとか、ゴルフ場の横を通るようなコースって意外と多い。
  手軽さと人工の建造物があるっていうのはセットになっている。
⑨ 歩き始めたら止まりたくない。休憩も最小限にしたい。
  頂上でおにぎりとか食べてる人とか、バーナーでコーヒー沸かしている人は多いよね。そういうのを否定するつもりはない
  けど、頂上は何十人も人がいるので苦手なので、大体、ピークは息を整えたらすぐ移動してしまう。途中でも歩くのを止める
  と虫よけをしていても虫に襲われるので、休憩はできるだけとらないでキツイ坂は上る速度を調節する事が多い。
  休んでも呼吸20回くらいかなあ。1分以下。


文章、まとまっているようで、まとまっていないんだけど。。。 (わら)
この中で、いくつかそうそうって思った人がいたら、もしかしたら自分と考えが近い人かもしれない。
去年、1年間奥多摩のコースを登って、好きなコースがいくつかできたんだけど、そういったコースはピークハントするときの
すべてのコースっていうのはなくって、部分的なコースであることが多い。林道だったり、やや不便なコースが多いんだけど、
ならばいっそそこだけ行って、ピークハントしないで帰ってきたらって思っている。後は、街に近いコースで枝道を使って、
巧みに再処理工場を避けるようなコースを探したりしている。

今、思っているのはそんなところ。

土砂降りの鷹巣山がむちゃくちゃ楽しかった 後編

頂上に着くと、いちめんの雲。何も見えません! (わら)
加えて、ふもとの方から雷鳴が。











頂上付近には高いものがないのでさっさと木のあるところまで退散することに。
で、この後、2時間半くらいは、土砂降り。
雷は結局ずっとふもとの方で鳴ってて上がってくることはなかった。
雷ってそういうものなのかなあ?








でも、土砂降り。。。だったけど、結構楽しかったりして。。。(わら)
もともと、山登る人は、なんで好き好んで坂みたいなところを荷物を持って登るのみたいな感じで、まあ、景色がいいとか、自然に触れられるとか、いろいろ理由はあると思うけど、登らない人から見ると物好きとか、ある意味変態的なわけだけど、景色が見えなくて残念とか思う前に、こういう予期せぬハプニングも結構楽しいなあって感じることが今回発覚して、自分には変態的な素質があることがわかった。(わら)

まあ、どうでもいい話なんだけど、これはこれで楽しい思い出になった。でも、景色とかわからないので、もう一回行かないとね。

あと、この山は広葉樹とかが豊富で奥多摩の典型的な山とも違うし、尾根もあるので高いところにいる感じがしていい雰囲気。

いい山だね。まあ、そんなとこ。

土砂降りの鷹巣山がめちゃくちゃ楽しかった 前編

昨日までの雨で日原川がすごいことになっている中、
※写真は川苔橋バス停付近

9時から15時までは晴れるはずの、鷹巣山もどうみても天気が悪そうだったけど、東日原から鷹巣山に登って
石尾根〜六石山〜三の木戸山を通って奥多摩駅まで6時間半くらいのコースを歩いた。いつもよりは多少ロングコースに挑戦。

東日原はハジメテ。人がいるのか心配だったけど、バスは座れない人もいるくらい大混雑。
PC片付けたりのろのろしていたのでみんなに抜かされたんだけど、6組くらいは鷹巣山に登った模様。







鷹巣山の登り口。既に雨が降っていた。このコース、意外に沢や滝が充実していた。
これはなんか予想してなかったので得した感じ。













写真はちょっとした滝。水量がものすごい。でも、コース上で渡れない所とかはなかった。
渓谷もきれいだった。













もう新緑の季節なんだね。緑もとってもきれいだった。















雨が降ったかと思えば日がさしたり何か変な気候だったけど、この時はまだ、向かって北側の稜線の山なんかが
見えて気持ちよかった。でも、この後、北側の稜線から雲が流れてきて、鷹巣山の頂上に着くまで2〜3回雷鳴が。。。

こんな時期に雷は想定外だった。。。 つづく

ゴールデンウィークに登山道のない黒山直登にチャレンジ!

今週のお題ゴールデンウィーク

長期休暇のゴールデンウィークを利用して普段なかなかできないことをしてみようと思って、腕試しに
百軒茶屋からは登山道のない黒山直登ルートにトライしてみた。


コースはJR青梅線沢井駅から西東京バスで百軒茶屋まで行って、黒山直登にチャレンジした後、黒山から
小沢峠を通って、帰りは上成木から都バスに乗ってJR青梅線東青梅駅に戻るというルート。


なんで黒山直登しようかって思ったかというと、前回(3月に)、やっぱり百軒茶屋から棒の嶺〜岩茸石山〜
高水山〜上成木を目指した時にGPSが作動していなかったせいでルートを間違えて黒山に登りかけて戻った時に、
わさび田のおじさんに話したら、まあ、黒山も直登できるけどって言われたから。理由はそれだけ(わら)
前回は棒の嶺に行きたかったので戻ったけど今回リベンジ+腕試しってことで計画。


棒の嶺も3月から4回目(沢井ルート2回、名栗ルート2回で毎回コース変えてる)なので、ちょっと新しい
チャレンジがないとワクワクしないっていうのもある。 (わら)


で、登り始めたら、先月はルート沿いに木に青い紐が巻きついていたけど、今回は紐がなかった。
で、道がない。。。沢沿いを行く。


































これでも下の方だけど、振り返ると急勾配。



































途中で沢が苔むす滝みたいになってたので、写真撮ろうとしたら、茶色い尻尾が逃げてった。ヘビ!
ちょっとした沢の岩登りみたいなのもあって、そういう経験はあまりないので、慎重に登った。
大学時代に丹沢だったと思うけど、仰向けに沢に落ちたけど、たまたま背の高いバックパック
背負ってたので頭をガードしてくれて怪我しないとか危ない目にあってるんだよな。沢は滑るから。


で、最後の200mくらいまでいったけど、勾配が急で、でも、戻るのもシンドそうなのでなんとか
倒木とか伝って、最後は岩場を三点確保とかしてムリムリ登ったんだけど、岩場ですべったら落ちる
なとかっていうシチュエーチョンを何回か経て、落ち着け落ち着けみたいになって、靴で土を削って
5分くらいかけて1段ずつ足場を確保して登ったりした。


けど、結局、岩場の上に上れるものがなくて断念。


さあ、どうしようとか思って頭が真っ白になったけど、たまたま2メートルくらい横に木があったので、
横に伝って木に抱きついて降りた。そのあと、急勾配はかっこつけてらんないのでお尻で滑って降りた。
(上の方は落ち葉とさらさらの砂の層だったので)

何回もすっころんで泥だらけになったので、下の方まで降りて沢でTシャツを脱いで洗った。
棒の嶺コースは人の多いコースなので泥だらけの人がいたらビックリされちゃうから。
もちろん登山道をフツーに歩いていれば、泥だらけになることなんかありえない。(わら)


黒山直登コースは自分の実力ではムリだなあ。誰か登った人がいたら教えて。


どのくらいギリまで登ったかは、GPSが記録していた。

(右下のルート)黒山から岩茸石山に向かう関東ふれあいなんちゃらまでホントにもう少しだった。

結局戻って、棒の嶺の登山口から登りなおして黒山〜小沢峠に曲がっちゃったので見れなかったけど、
黒山から岩茸石山に向かっていれば、上から登ったとこ見えたかもね。


でも、右足がちょっと痛かったのと、マジでエネルギーが残量ゼロだったので見にも行けなかった。



























リベンジはムリだなあ。。。


怪我もせずに戻れたので、すでに、笑い話になりつつあるけど、登山って言うのは本来こういうもの。
低山でもそういうシチュエーションが味わえて、ゴールデンウィークのイベントとしてはナカナカ充実感&
満足度の高いアタックになったかな。

まあ、そんなとこ。

渓流の中を歩く 棒の嶺 名栗ルート

2週間前になるけど、昨日と名栗ルートで棒の嶺に。

このコースは渓流の中を歩いて行ける素敵なコース。コルジュ(フランス語で喉(のど)っていう意味で、
両側に崖が迫ってる地形の事を言うらしい)っていう地形も通る。渓流のすぐ横を通って、途中で何回も
渓流を横切るので、渓流の中を歩いているよう。超オススメ、っていうか、人の多さからするとものすごく
メジャーなコースなんだろうね。

上:コルジュ ※撮影ベッサR2A
下:来た道を見返した写真。※撮影ベッサR2A






































こんなすごそうなコースだけど、小学生とかの家族連れが結構登ってくる。
人気コースなのは駐車場がそこそこあって、車でのアクセスがいいのと、渓流を比較的容易に登れるよう
になってるのと、取り付きから山頂まで距離があるので、結果コース全体の勾配がそんなにきつくない
せいだろうね。

温泉もあるみたいので帰りにひとふろみたいのもできるみたい。

他のブログにも書いてあったけど渓流に上手く道をつけていて登りやすくなっているのが芸術的。
庭師みたいな人が合いそうな石とかで道筋をつけたとか?そんなことは、ないよね。
自然の恵みなんだろうなあ。

あと、渓流沿いは今がいいと思う、暖かくなるとさらに人が混むし、沢沿いは虫や小動物が多そうで、
今だとまだ、寒いからその辺りの生き物がいないので。

とってもアルファー波が出まくりのいいコースだね。

まあ、そんな感じ。

厳冬期の高水三山 上成木ルート 上成木〜高水山

里山縦走とか好きなので、あんまり登山はしないんだけど、昨日は、梅76バスにのった関係で高水三山に。
上成木ルートで、高水山〜岩茸石山〜惣岳山〜御岳駅まで1万5〜6千歩くらい、10:55に山に入って、
14:30分くらい途中ちょっととばしたので3時間35分。
奥多摩の入門コースというだけあって、人が多かったなあ。(今回の自分の行ったコースではない)軍畑ルートが
駅からすぐ山に入れる交通のアクセスがいいコースなのと、岩茸石山とかの展望が、いいせいだね。
この時期でこれだけいるってことは、かなりメジャーなコースなんだろうね。

一方の上成木ルートは、自分の乗った梅76バスは、途中でおばあさんが2人くらい短い区間乗っただけで
ほぼ貸切で、他に登山する人がいなかったし、道の途中でも軍畑ルートの合流の手前の高水山9合目までは
誰にも会わなかった。

今回のコースで自分的にはこの区間がイチバン良かった。 w

頂上付近のお寺の参道になっていて、道には何合目とか書いてあって目安があったし、
高水山マッターホルンとか、オヤジギャグかよ!みたいなのもあったりして、楽しませてくれたし、
なんにつけても閑静なので、自然を満喫してゆったり歩けて気持ちよかった。
登山は取り付きの登り道が変化がなくって退屈で、長いけど、ここはまあまあかな。

整備された道なので、ウォーキングシューズでも良かったかなとか思っていたら、頂上付近は雪が結構あったので、
ジャングルブーツはいていってよかった。

まあ、そんなとこ。

(1) 登山道入り口の凍った川。
(2) 高水山のお寺の鳥居。日差しを浴びて神々しい。神様がいる感じ。
(3),(4) 取り付きのあたりは、日差しも明るくって穏やかで気持ちよかった。
(5),(6) 頂上付近
(7)頂上付近の高水山常福院不動尊